石見銀山 群言堂

読みもの:バックナンバー

群言堂の春 2024 糸偏(いとへん)のライフスタイル|群言堂本店ディスプレイ

暮らしとともにある漢字を見つけて遊んでみました。

蕨(ワラビ)| 里山パレット図鑑

春の代表的な山菜のひとつである「蕨」。おひたし、炊き込みご飯、味噌汁の具、どの食べ方でも美味しい里山の春の味覚です。夏から秋にかけて大きく葉を広げた「蕨」を、根っこごと掘りだして染料にしています。

桜(サクラ)| 里山パレット図鑑

日本の国花は、特別な決まりはないものの、実質的に菊と桜になっているほど親しまれている「桜」。花が咲く前の枝の芯には赤みがあり、丁寧に煮出すと桜の花のような薄い色や幹のような深いこげ茶色を抽出することができます。木が弱らないように休眠している冬の間に枝を切り、チップ状に細かく砕いて染料にしています。

またたび | 里山パレット図鑑

日当たりが良いか半日陰の場所で、湿り気のある土を好み、枝がつるになってほかの樹木を覆うように伸びていきます。その実はお酒に漬けて薬用酒に、長く伸びた枝の芯は、カゴを編む材料にも使われます。花が咲く頃に一部の葉が白くなるのが特徴で、枝、葉、実を染料にしています。

梅(ウメ)| 里山パレット図鑑

かつて石見銀山で銀を掘っていた鉱夫たちが、潰した梅の実を布にくるんで口に当て、鉱毒から身を守っていたことから、大森町には「梅」が多く植えられています。冬の間に剪定した枝をいただいてチップ状にし、染料にしています。

葛(クズ)| 里山パレット図鑑

山野の日当たりの良いところに生える、つる性の「葛」。長く伸ばした茎からは葛布(くずふ)の原料となる繊維が取れ、根からは葛粉(くずこ)が取れます。葉は草食動物が好んで食べます。自生している「葛」の茎と葉を刈り取って染料にしています。

ブルーベリー| 里山パレット図鑑

大森町の近くで「ブルーベリー」を無農薬で栽培している農園があります。収穫時期に雨が続くと、ほとんど枝から落ちてしまうそうです。その落ちて出荷出来なくなってしまった実を拾い集め、染料にしています。

青木 (アオキ)| 里山パレット図鑑

日陰でも良く育つ「青木」は、日本海側の常緑樹が多い地域の薄暗い林の中に多く自生しています。昔から民間療法として傷口に火で炙った葉を利用したり、寒さにも強いために庭木に使われることも多いです。冬に赤くなる実や枝葉を染料にしています。

山椒(サンショウ)| 里山パレット図鑑

野山に自生する「山椒」の枝葉を染料にしています。春に芽吹く若葉(木の芽)は香りがよく、果実も皮も香辛料として重宝されます。「暮らす宿 他郷阿部家」の夕食に並ぶ手作りの山椒味噌は、炊きたてのおむすびにもよく合います。

くま笹(クマザサ)| 里山パレット図鑑

葉に白いくま取りがあるのが名前の由来です。このくま取りが愛されて、もともとは山地の植物ですが、庭だけでなく公園に植えられることも多く、親しまれてきました。葉に優れた抗菌や防腐、防臭の作用があり、昔から薬用に、食用に、活用されています。

酵母スキンケアで育てる一生ものの「自力美肌」 | MeDuとわたしの暮らし方

朝の目覚めが楽しみになる梅花酵母のスペシャルケア。 夜の濃密うるおいパックも、毎日のポイントケアも、MeDu〈スペシャルケアクリーム〉におまかせ。

素足で知る、素足で味わう、ほんとうの豊かさのこと | 登美さんからの手紙

07 遠州の注染絣【静岡県】|暮らしの布図鑑

ただのブロックチェックとはどこか違う、揺らぐ光と影を織り込んだような味わい。何年も着込んで洗いを重ねた先には、さらにいい表情になりそうだな、と思える色合い。静岡の福田織物さんとつくった「注染絣(ちゅうせんがすり)マス柄」は、そんな不思議な魅力を持った布です。「人を感動させる布をつくりたい」という福田織物さんのものづくり、覗いてみましょう。

「古い家に手を入れていく」非効率なことを大切にすることの重要さ【群言堂の本棚】

群言堂の初春 2024 龍さん、春吹雪の舞い|群言堂本店ディスプレイ

きっと龍さんが小さな花びらをまとって春を運んできてくれるからね!

大寒に、あたたかく過ごす暮らしの工夫【群言堂の本棚】

群言堂のお正月 2024 龍さんと願い玉|群言堂本店ディスプレイ

皆様にとって素晴らしい一年になりますように、そんな願いを“苔玉“に託し、新しい年をお迎えしたいと思います。

なぜいま、南海紡績とメリノウールインナーをつくるのか

カシミヤと同等の細さを誇る上質なメリノウールを使用し、世界的に高い紡績技術をもつ鳥取南海紡績(以下、南海紡績)と共につくりあげた自信作です。 糸にこだわる両社だからこそ実現したプロジェクトの背景について、南海紡績取締役社長・氏家信二さんと、株式会社石見銀山生活文化研究所 創業者・松場がお話します。

葉わさび | 風土、いただきます vol.2

旬の味覚を味わうとき、見えてくる風景がある——。この里山の風土に息づく味な物語を訪ねるシリーズ第2回目は、葉わさび。他郷阿部家料理人・小野寺拓郎が「シンプルなのに奥が深い」と語る「葉わさびの醤油漬け」のこと。そして全国でも珍しい在来種のわさびが育つ農園のこと。知られざる島根名物のストーリーをお届けします。

まるで、着るエアコン。暖かいのに蒸れにくい、メリノウールインナーができました。

“スーパーエクストラファインメリノ”という上質なウールを使用した、素肌に着てもチクチクしないインナーができました。とろみのある肌触りで、着込んでも動きやすいフィット感。ウール本来の調温性・調湿性で、暖かいのに蒸れにくく、寒暖差のある毎日を快適に過ごせるインナーです。約1年の構想をかけて作った群言堂のメリノウールインナーについて詳しくご紹介します。