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無邪く庵

無邪く庵では、誰もが素の自分に戻れます。
肩書きや年齢など、社会で身につけた余分なものを脱ぎ捨て、
素直に語り合うことができます。
本質を求めていくと飾らない生き方になることを、わたしはこの場所で学びました。

無邪く庵の外観

1990年代に入り多くの方々とお会いする機会が増えるにつれて、
わたしたち夫婦は、地域の人やお客さまが来てくださった時に
お酒を飲んだりお食事をしたりする空間がほしいと思う様になりました。
そこで、空き家になっていた近所の小さな家を購入し、修復することにしました。
ブラハウスの店舗など、何軒かの古民家を再生して、
空間づくりのおもしろさに目覚めていた大吉さんは、どんな家にしようか考えた末、
「いっそのこと、文明を排除した家をつくろう」と言い出しました。
なるほど、それはおもしろそうです。電気もガスも水道も、
あえていっさい引かないことに決めました。
使える柱や梁はそのまま生かし、取り壊した土壁を練り直して利用しました。
地元の職人さんが、わらを漉き込んだ土壁に墨をこすりつけたり、
彫刻家の吉田正純さんに机や燭台をつくってもらったりして、
遊び心たっぷりに修復工事は道みました。

彫刻家の吉田正純さんのテーブル

できあがった家は、以前とはまったく違う顔をしているのに、
重ねた時間の記憶がそのまま残されているようでした。
なんともいえぬ味わいがあるのです。
じっと眺めていると、ふるえるような感動が湧き上がってきました。

登美

無邪く庵の内観

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