こんにちは。群言堂広報の三浦です。

今週月曜日、とてもおいしいできごとがあったのでお伝えしたいと思います。

萩からキッチンカーでおいしい食を届けるとーりんと、同じく萩の人気パン屋yuQuriの昌代さんが大森に来てくださったのです！

先週降った雪がまだ融け残る月曜の昼休み、群言堂本社脇に一台の車が停まりました。

山口ナンバーの見慣れぬ車です。元は軽トラのようですが、後ろの荷台部分には改造が施されています。

なにやら気になります。どれ、ひとつ観察してみることにいたしましょう。

見ていると設営が始まり、みるみるうちに軽トラが変身していきます。

ものの5分でこんな姿に！

ツムグ・・・お台所？

むむっ！

「おから入カレーコロッケバーガー」

「野菜ごろごろ豆乳クラムチャウダー」

お昼時、パンチ力のある言葉の数々が脳の中枢を刺激します。

そう、この車はお腹の空いた三浦にお昼ご飯を届けてくれるキッチンカーだったのです（※別に三浦のためではない）！

大森に来てくれたのは、昨年11月に阿部家にインターンに来ていた藤林（ふじばやし）まりえさん（通称とーりん）。

とーりんは、山口県萩市を拠点にからだが喜ぶごはんを提供する「ツムグお台所」という活動をしています。

なんと自作！のキッチンカーで、食を通じたつながりを全国に広げるべく日々奮闘中。

そして実はもう一人、萩の人気パン屋さん「yuQuri」の中原昌代（なかはら・まさよ）さんも一緒に来てくださり、

yuQuriのパンにとーりんさんのカレーコロッケが挟まれた特製バーガーを作ってくださったのです！豪華！！

しかしなぜ、この寒い時期にわざわざ大森まで来てくださったのでしょう？それには理由がありました。

実は長らく他郷阿部家の女将見習いを務めていた大河内瑞（おおこうち・みづ）が今年1月いっぱいで卒業することになったのですが、

とーりんが瑞さんの引っ越しに間に合うタイミングで、どうしてもサプライズで料理を振る舞いたいと大森までキッチンカーを走らせたのです。

瑞さんの以前からの知り合いである昌代さんも一緒になって、二人で瑞さんの門出を祝いに来てくださいました。

瑞さん、幸せ者ですな。

というわけで何も知らされないままこの日を迎えた瑞さん。

阿部家は休日で、本当は出かける予定にしていた瑞さんを事情を知る阿部家メンバーが引き留めました。

「瑞さん今日お父さんとお母さんが来るから！とにかく大森にいて！」とウソまでついて、なんとか強引に予定を変更させたのです。

お昼になって阿部家メンバーに連れられ本社に赴くと・・・

瑞さん「えーーーーー！！！！！えーーーー！！！とーりん！？昌代さん！？！？なんでいるのーー！？！？！？（混乱）」

さすがです。大きなお目めが飛び出るくらい驚いて、最高のリアクションを示してくれました。

いやあ、自分がこんなことされたら、うれしくて泣いちゃうことでしょう。

瑞さんの人柄の賜です。愛されてますね！

瑞さんは阿部家で働いた4年間で、日本全国、さらには海外からのお客様や研修生とたくさん出会ってきました。

そして休日にはそのつながりを辿って旅をするなど、得たご縁を一過性のものにしないところを三浦はとても尊敬しています。

きっとこれからも数多くの出会いを経験して、いい人生を歩んでいくことと思います。

今回のキッチンカーの襲来は、そんな確信を得た出来事でした。

ちなみに三浦もバーガーとクラムチャウダーをいただきましたが、揚げたてのコロッケとyuQuriのパンのマリア―ジュ、そして野菜たっぷりのクラムチャウダーも大変おいしゅうございまして大満足でした（クラムチャウダーはおかわりしました！）。

とーりん、昌代さん、ごちそうさまでした！！

そしてこの機会をくれた瑞さんにも大感謝祭！新天地でもたくさんの幸せが訪れんことをここ大森から祈っています！

三浦類（みうら・るい）
群言堂広報担当。愛知県名古屋市出身。

学生時代に群言堂のインターンで大森を訪れたことをきっかけに2011年入社。広報誌「三浦編集長」の制作や取材対応、WEB・印刷物での情報発信などを担当。植物担当・鈴木や阿部家・小野寺とともに狩猟免許を取得するなどして、頻繁に山や海で遊びながら大森暮らしを楽しんでいる。趣味はフラメンコギター。