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石見銀山の草花ブログ*霜月|令和元年

目がすいよせられた一瞬の自然の表情です。

野紺菊の蕾が秋の陽射しの中で花開く準備をしている自然の時の流れを切り取ったかのようなワンカットです。

青からピンクへ、河原の色は移り変わりました。

青いツユクサが咲いていた場所のほとんどはピンクのミゾソバへと咲き変わりました。

銀山川の河原も秋は一面のミゾソバに覆われて綺麗です。

小さなピンクの花が集まっており、これからひとつひとつ花開いていきます。

緑色の葉の中に紫色と黄色の花が点在する様子は、まるで印象派の絵画のようです。

ミヤマヨメナが一面に咲いていた場所にはキバナアキギリという美しい花が咲いています。

ひと月ごとに同じルートを散策すると、春から秋へと、同じ場所で季節の移り変わりとともに、花たちの顔ぶれが変わっていくのがわかりました。自然にとっては当たり前のことに、初めて気がついたような感覚です。土が多種多様な命を含んでいることに、あらためて驚き、また、感傷的かもしれませんが、撮影のために視線を下げて見た世界に生きる植物はやさしいと思うのです。なんらかの理由で種が運ばれたその場所で、日当たりや土の成分、雨の量など様々な条件に合った種のみが発芽して花を咲かせる、そんな厳しい自然の掟ですが、どんな場所でも何かしらが顔を出してたくましく葉を広げ、その場その場で心地よさそうにしているのをみると、穏やかな気持ちになります。

秋まっただ中に里山に咲く花の顔ぶれ

一見気ままに見えますが、自然はとても規則だっているのですね。{キツネノマゴ}

{ゲンノショウコ}の花と実の味わい深い表情がわかるまで近寄れました。

花が終わり実になり始めている様子が洒落たブローチなどになりそうな雰囲気です。{タウコギ}

小さな白い花が集まり、全体で15cmほどの大きなボリュームになって山の中で目をひきます。{シラネセンキョウ}

タデ科の植物が花開く秋。{シャクチリソバ}

自然と朽ちた切り株が、まるで妖精がいるような世界を演出します。{キバナアキギリ}

ミズヒキとハナタデとミゾソバが少し暗く湿った場所に、紅く美しく点在します。

春だけかと思っていた{ウシハコベ}が秋にも咲いています。

季節を追って、こんなに草花をご紹介できるのはとても楽しいです。石見銀山の小さな里山ですら、まだこんなにもいろいろな草花の姿があるのですから、さらに豊かな里山が日本にはたくさんあるだろうなと想像します。一方で、働き始めてからは、3大都市(東京・大阪・福岡)を移り住み、生活(仕事)と自然が遠い存在だった私個人は、‘里山’を快適に維持するには、人の手がかかるということを実感しつつあります。また、現在の地球環境においては、思いもかけない自然災害がいつどこで発生するか予想がつきません。自然の傍らに近ければ近いほど、災害への備えにも気を配らなければならないという課題もあります。

陽だまりでくつろぐ群言堂の動物トリオ

少しキリリとなったかな?もぐさ2。

動物トリオの最古参うさころ。笑顔が撮れませんでした、、

立派に「田んぼの雑草を食べる」仕事を果たした合鴨たち。

夏から秋にかけて豪雨や台風で、ここ大森町も不安定なお天気が続いています。そんな中、太陽の陽がさし、あたりが暖まる日には本当に嬉しくなります。本社脇の「鄙舎」の前には田んぼとあぜ道に加え、さらにそこにヤギや柴犬や合鴨がくつろいでいると、仕事とかけ離れた‘のどかさ’があり「のどかだなぁ」とつぶやいてしまいます。昼休みや仕事帰りのちょっとしたコミュニケーションに心が癒されるのです。

秋のさまざまな草花たち

とても規則だっていると感じる植物のひとつですが、可愛らしく気に入っています。{キクムグラ}

繊細な葉の形が綺麗でした。

コブと対生の茎が印象的です。

ヒメムカシヨモギの瑞々しい様子。

遊歩道の間の少し暗くなる杉林の入り口にはタデ科の植物の姿がいつもあります。

{ヒメシバ}が切り株のツンツンとした毛のようになってユーモラスです。

大森町は今こんな景色です。

田んぼには黄金色の稲穂、道にはススキ、町内には柿の実と、すっかり秋景色となりました。そして朝晩の冷え込みはもう冬の気温さながらで、来月の更新の頃には冬の様子かもしれません。そして、気がかりだった稲刈りは、あいにくの雨でどんどん遅れていたのですが、10月ももう終わるという28日、やっとハデの場所を作り、翌日は社員が交代しながら、機械の力も借りて手刈りで無事に終えることができました。新米を食べるのが楽しみです!

お届けしているエリアは主に「石見銀山 群言堂」付近です。

inkan_koyanagi_recipe.jpg 担当:小柳

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