石見銀山 群言堂

*旬の味覚を楽しむ〜筍&新じゃが編!発酵いらずの米粉ピザ*拓さんの阿部家レシピ

発酵いらずの米粉ピザ

今回の「拓さんの阿部家レシピ」は、身近で収穫できる旬の食材を使ってアレンジできる米粉ピザです。発酵なしですぐに焼ける生地に、旬の食材をのせてオーブンで焼くだけ!手軽に作れるこのピザのアツアツの美味しさは格別です。筍は旬を過ぎましたが、この時期なら夏野菜がおすすめです。ぜひアレンジしてみてください!

6月初旬、淡竹(はちく)を掘りました。スコップで簡単に獲れました。

材料

2〜3枚分(生地約260g:直径15cmぐらい)

米粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ1
1.5g
オリーブオイル 大さじ1
砂糖 小さじ1
100ml(季節によって増減あり)
打ち粉 米粉で適宜
たけのこ お好みの食材で
新じゃが お好みの食材で
チーズ お好みで

小柳:旬の食材を使って何かしたいですね!山に筍がいっぱいだって聞いてるけど、6月になっても筍って採れるんですか?
拓さん:この辺で孟宗竹と真竹と淡竹(はちく)が採れるんだ。生える時期が違うから、そうすると4月から6月まで3か月ぐらい筍を食べられるよ。
小柳:へぇ〜!筍って旬が長いんですね。筍を美味しくいただくとしたら?
拓さん:ピザはどうだろう?筍とさらに何か食材を組み合わせていただく。阿部家の米粉のピザは発酵させてるけど、発酵させないですぐ焼けるようにしたいね!
小柳:何と合わせましょうね。お腹にたまるジャガイモはどうでしょう?新じゃがが出ているし!
拓さん:いいね!それにチーズをのっけよう!

*作り方*

1. 筍は皮をむき、たっぷりの水から茹でて下ごしらえする。
 Point! 淡竹はアクが少ないため、アク抜きの必要がありません。

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2. 旬の食材(新じゃが・筍)をそれぞれの味に合わせて切る。
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今回、筍は5mm厚ぐらい新じゃがは2mm厚ぐらいにスライスしました。

3. ピザ生地の材料を全てボウルに入れる。

4. 生地の柔らかさを見ながら水を加えてこねる。

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6. 生地をまとめてから、めんぼうと手でお好みの厚みに伸ばす。

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Point! 生地がめんぼうやテーブルにくっつきやすいですが、打ち粉を振りすぎるとポソポソしてきますので加減ください。

6. パリッとした仕上がりにするために、フライパンで両面を焼く。
Point! フライパンで焼かずにオーブンだけでもOKです!

7. たけのこ、新じゃが、チーズを重ねてオーブンで新じゃがに火が通るまで焼く(今回は約10分弱でした)。

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旬の味覚を楽しむ!発酵いらずの米粉ピザの出来上がり!

阿部家の裏で採れる山椒の葉をちらして。

他郷阿部家で旬の味覚を楽しむ!発酵いらずの米粉ピザをいただく!!

今回の試食は阿部家の通称「鉄の間」という板の間です。大森在住の彫刻家吉田正純氏が作った有機的な形の大きな鉄のテーブルがある部屋です。お客さまがたくさんのときなど、この部屋も席を作り台所と続きでおもてなしの場となります。

着用のブラウス「根々」海の底ジャガード ブラウス

試食スタッフは阿部家スタッフの松島 周(あまね)。阿部家で働く期間を1年間と決めてやってきた島根県江津市にある愛真高等学校を卒業したて元気な18歳です!昨年、TV取材が入った時に偶然短期滞在で居合わせ、TV インタビューを受けたちゃっかり者です。

拓さん:山で掘ってきたばかりの筍と新じゃが、チーズの米粉ピザだよ!アツアツのうちに食べて!
周ちゃん:美味しそう。いただきまーす!

周ちゃん:うーん、美味しい!なんだが優しい味がします!
拓さん:よかったら黒コショウをふってみてよ。
周ちゃん:はい!わぁ〜、ちょっとスパイスがきいて美味しいです!
小柳:試作の時に食べちゃったから、最初の驚きほどのリアクションがないなぁ!
周ちゃん:そんなことないですよ。美味しいです!
拓さん:仕事はもう慣れた?
周ちゃん:はい!毎日たくさんのことを学んで楽しいです。所長がお忙しいのに毎日顔を出していろんなことを教えてくださって、すごい熱意と愛されてるんだなって感じます!

試作の時の生き生きとした笑顔はこちらです!

周ちゃんのお父さんは、今まで出会ったのことのない、なんとベルトコンベアを組み立てるエンジニアさんだそうです。工場のシフトがあるため、お休みの日が普通と違って週末や祝日ではなく、平日にまとまってあったり、昼間の時間を家で過ごしたりするそうです。また、多趣味でその休みを使ってアクティブにあちこちに出かけたり、陶芸をしたりと過ごすそうです。周ちゃんはそんなお父さんの影響を受けているとのこと。阿部家の環境にもすっかり慣れて、時に厳しい登美所長の指導にも、けろりとしてめげません!1年後、どんな道に進むのかとても楽しみです!みんな応援しています!

inkan_koyanagi_recipe.jpg 担当:小柳

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