石見銀山 群言堂

新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。


 昨年は、3年間の新型コロナウィルス対策から解き放たれ、新しい暮らしが始まった一年でした。人と出会い、触れ合うことがどれほど大切だったか、笑顔が生まれる瞬間は人が作り出すものだということを感じました。そして、皆さまと出会う日々が、私たちが次に進むための原動力となっていることを実感いたしました。日頃よりご愛顧いただき心より感謝申し上げます。

 いま私たちは、これからの群言堂についてたくさんのことを考え始めています。5年後、10年後の群言堂がどのような会社であることを私たちは目指すのか、話し合いながら少しずつ新たな一歩を歩み始めています。石見銀山 大森町の暮らしを通して、世界中の人が、幸せな気持ちと、まだこの世界は温かいということを感じていただき、一緒に信じていただくことで、世の中が少し良くなると考えています。遠くて近い未来の日々が、今以上に温かいものであることを一緒に信じていただけると嬉しいです。

 私たちが運営する宿「他郷阿部家(たきょうあべけ)」の「他郷」という言葉は「もう一つのふるさと」を意味します。生まれ故郷ではないけれど、縁を感じ、大切に思う拠り所。石見銀山 大森町、たった400人の小さな町が、世界中の方にとって、もう一つのふるさとになるよう、愛情を込めて暮らしを紡いでまいります。
 本年も群言堂とともに暮らしを楽しんでいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。


株式会社石見銀山群言堂グループ
代表取締役社長
松場忠
株式会社石見銀山生活文化研究所
代表取締役所長 
峰山由紀子