石見銀山 群言堂

21_21 DESIGN SIGHTの雑貨展に出展。

2016年2月26日より開催される雑貨展に、当社デザイナーの松場登美が出展者の一人として参加いたします。
松場登美が石見銀山の暮らしの中で選んできた雑貨を出展させて頂きます。

雑貨展 概要

21_21 DESIGN SIGHTでは、2016年2月26日より企画展「雑貨展」を開催いたします。
今日、私たちの暮らしのいたるところに、「雑貨」と呼ばれるモノが存在します。しかし、非常に身近であるはずの「雑貨」は、すぐ手の届くところにありながら、その定義は曖昧にして捉えどころがありません。

そもそも、私たちが普段無意識に使っている「雑」という字には、「分類できないもの」「多様に入り混じったもの」という意味があります。その中でも「雑貨」というカテゴリーが生まれた背景には、時代の節目節目に外来の多様な生活文化や新しい習慣を柔軟に受け入れてきた歴史があります。その変化に応じて、暮らしの中に様々なモノを取り込んできた日本人の生活史を象徴する存在が「雑貨」ともいえるのではないでしょうか。

日本の高度経済成長期にあたる約半世紀前までは、「雑貨」とは、やかんやほうき、バケツといった「荒物」=生活に必須な道具を指していました。しかし現在、街中の「雑貨店」の店頭には、グラスやナイフにうつわ、ブラシやスツール、時に食品や化粧品まで、中には用途が分からないモノや実用性を持たないモノなど、従来の「雑貨」のカテゴリーを超えたあらゆるモノを見ることができます。インターネットが普及し、自身の嗜好や感性に馴染むモノがいつでもどこでも自由に入手可能になった現代で、こうした傾向はますます加速し、「雑貨」という概念も広がり続けています。

このような変遷を踏まえて、今あえてゆるやかに定義するならば、「雑貨」とは「私たちの日常の生活空間に寄り添い、ささやかな彩りを与えてくれるデザイン」といえるでしょう。探す、選ぶ、買う、使う、飾る、取り合わせるといった行為や経験を通じて、モノ自体が持つ魅力を再発見し、暮らしに楽しみをもたらしてくれる「雑貨」は、もはや現代人の生活空間に欠かせない存在となっています。
本展はこうした「雑貨」をめぐる環境や感性を、世界的にもユニークなひとつの文化として俯瞰し、その佇まいやデザインの魅力に改めて目を向ける展覧会です。

開催期間、入場料、など

会期:2016年2月26日(金)- 6月5日(日)

休館日:火曜日(5月3日は開館)

開館時間:
10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
*4月28日(木)は関連プログラム開催に合わせ、通常19:00閉館のところを特別に22:00まで開館延長します(最終入場は21:30)

入場料:一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
*15名以上は各料金から200円割引
*障害者手帳をお持ちの方と、その付き添いの方1名は無料

主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団

後援:経済産業省

特別協賛:三井不動産株式会社

展覧会チーム

展覧会ディレクター:深澤直人

企画:井出幸亮/テキスト
    中安秀夫/企画リサーチ
    橋詰 宗/展示グラフィック
    熊谷彰博/コンセプトリサーチ

会場構成デザイン:荒井心平(NAOTO FUKASAWA DESIGN)

会場構成協力:五十嵐瑠衣

ショップ監修:山田 遊(method)

展覧会グラフィック:葛西 薫

企画構成:前村達也(21_21 DESIGN SIGHT)

参加作家・出展者一覧

[参加作家]

青田真也、池田秀紀/伊藤菜衣子(暮らしかた冒険家)、川原真由美、国松 遥、小島準矢(Superposition Inc.)、島本 塁/玄 宇民(CGM)、菅 俊一、D&DEPARTMENT、寺山紀彦(studio note)、野本哲平、萩原俊矢、藤城成貴、松野屋、三宅瑠人、フィリップ・ワイズベッカー、他

[出展者]

岡尾美代子、小林和人(Roundabout, OUTBOUND)、小林 恭・マナ(設計事務所ima)、たかはしよしこ(S/S/A/W)、平林奈緒美、ルーカス B.B.(PAPERSKY)、PUEBCO INC.、保里正人・享子(CINQ, SAML.WALTZ)、松場登美(群言堂)、森岡督行(森岡書店)、他

※上記内容は予告なしに変更される場合があります

雑貨展リンク