石見銀山 群言堂

これからの生き方を学べるDVD「サティシュの学校~みんな、特別なアーティスト~」のクラウドファンディングを応援しています。(第1回)

DVD「サティシュの学校」が発売されました!

松場登美も出演しているDVD「サティシュの学校」が
みなさまのクラウドファンディング等によるご支援の結果、発売されました。

ご購入はこちらから↓↓

「群言堂オンラインストア」

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サティシュさんと登美さんの出逢い

登美さんが初めてサティシュさんに会ったのは、この大森町。
昨年の11月、サティシュさんが日本中を「アートオブライフ~みんなが特別なアーティスト~」と題して講演して回られていたうちのひとつの会場として、横浜、京都に並んで選ばれたのが大森町だったことがご縁でした。

それは、今回ご紹介するDVD「サティシュの学校 ~みんな、特別なアーティスト~」の撮影地として、ひとつの実践例として、他郷阿部家や群言堂がある大森町がふさわしいのではないかと明治学院大学教授でゆっくり小学校の校長でもある辻信一先生が推薦してくださったから。
そんな流れで登美さんもこのDVDに出演しています。

このDVDは、「サティシュの学校」

このDVDは、サティシュさんの教育思想をたのしく、わかりやすく伝える学校のようなもの。
群言堂もたくさんの人に広めていきたいと思っています。

しかし、DVDの製作には資金が必要。そのため、現在、クラウドファンディングを実施されています。
群言堂でも支援させていただいていますが、より多くの方にご協力いただければと、
今回、HPでご紹介するに至りました。

この記事をシェアしていただくだけでも嬉しいですし、
私たちと共に応援していただけますと幸いです。

みなさんにすこしでも興味を持っていただけるよう、
サティシュ・クマールさんがどんな人なのか、
登美さんはサティシュさんと会って何を学んだのかを
シューマッハ・カレッジに訪れたこともある根のある暮らし編集室のこもりがご紹介してみたいと思います。


サティシュ・クマールってどんな人?

サティシュ・クマールさんは、現代を代表するエコロジー思想家。
ガンディーの非暴力思想の継承者でもあります。

インドに生まれ、25歳のとき、当時核を保有していた4つの国の首都(モスクワ、ロンドン、パリ、ワシントンDC)に核廃絶のメッセージを届ける約13000キロの平和巡礼を、無一文・徒歩で約2年半かけて踏破しました。

その後、1973年に経済学者E・F・シューマッハの呼びかけに応じてイギリスに定住。

環境、経済、科学、文化、アート、スピリチュアリティーの融合を提言する「リサージェンス&エコロジスト」誌の編集主幹となり、現在、名誉編集者です。

「ヒューマン・スケール教育運動」を展開し、イギリス南西部に「スモール・スクール」と「シューマッハ・カレッジ」を創設しました。

というと、どんな厳格な思想家かなと思いますが、簡単に申し上げると、
「土地を超えて、人間の身の丈に合った暮らしや生き方を教えてくれる、本来の教育のあり方を取り戻そうという愛にあふれた人」です。

登美さんにもサティシュさんの印象を聞いてみました。

サティシュは壁のない、親しみ深い人

「サティシュさんに初めて会ったとき、どんな印象でしたか?」

登美さん:
本を読んだり、DVDを見ているとすごい哲学者でどんな雲の上の人だろうと思っていたけど、
会ってみたら、壁のない、親しみ深い人だなと思いました。

私もサティシュさんには、二度お会いする機会に恵まれました。
サティシュさんは、もう80歳を過ぎますが、少年のように瞳がキラキラと輝いた人。

いつもユーモア溢れる熱い語り口に引き込まれます。そして、誰にでも分け隔てなく愛情を注いでくれる、誰の質問にも真摯に答えてくれる、ほんとうに稀有で温かな教育者というように思います。

暮らしの中の芸術は、想像から生まれる

ところで、DVDにはどんな内容が含まれるのでしょうか?
まだ、その内容は詳しくわからないのですが、
登美さんがサティシュさんと会ったときに学んだこと・感じたことを聞いてみました。

「登美さんは、サティシュさんとのお話から、何を学びましたか?」

登美さん:
「身の丈に合った」という言葉を日本でもよく使うけれど、
サティシュさんは「自然は限界を心得ている」という言葉を使われたのが、印象に残っていて。
「いくら巨木でも何千メートルを超えた木はないでしょ?」って。
いま、人間の欲望だけが限界を超えて行っているんじゃないかなと思っていて、すごく共感しました。

登美さん:私も人間が創った素晴らしいものの中に、
「宗教・哲学・芸術」があると良く言っているんだけど、それは人間が美しく生きるために必要なこと。
サティシュさんの言葉にも「みんなが特別なアーティスト」という言葉があるの。

芸術というと特殊な一部の人のものだと思うけれど、そうじゃない。
暮らしの中の芸術というのは、「想像(創造)すること」。
想像(創造)するというのは、それぞれの美しさを想像(創造)すること。
それが暮らしの中ではとても大切なことです。
私が現実の中でそれを実践しているのが、他郷阿部家。

最終的に、自分が落ち着く場所とか、
ここへ来るといい心持ちになれる場をつくっていくことが大事
だと思っています。
なぜかというと、それは平和につながることだから。

戦争はいきなり起こるのではなく、誰かの心の中から生み出されるもの。
大げさだけど、平和の心を広げることが、平和に通じるのかなと。

幸せとは何かと問われたとき、誰かが「親しい人と食卓を囲んで美味しいご飯を食べること」と言っていて。
それはなぜかというと、平和でないとそういうことはできないからなんだよね。
親しい人と美味しいご飯を囲むということは、私が毎日阿部家でやっていること。
そこから小さな種をまくことが、平和な心を広げることになるのかなと思っています。

どう生きるのかを学ぶDVD

感じることはそれぞれに違えど、
きっと、みなさんもこのDVDを見て、サティシュさんのお話から学ぶことがあると思います。
そんな学び多きDVDがひとりでも多くの方の手元に届くように、
応援していただけたら、嬉しく思います。


最後に、登美さんからのメッセージをご紹介します。

経営理念でも、「美しい循環」を掲げていますが、まずはお金の美しい循環を生み出したいと思っています。
何にお金を使うかが未来への投票になる。いいお金の循環が生まれれば、絶対世の中が良くなると思っています。


クラウドファンディングに興味を持ってくださった方は、
こちらのページをご覧いただけますと嬉しいです!
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「サティシュDVD2018製作委員会」クラウドファンディングサイト
http://slowcinema.net/crowd/project/satish-dvd-crowd/

第2回は「シューマッハ・カレッジ」のことをご紹介します
次回は、サティシュ・クマールさんが創設した学校「シューマッハ・カレッジ」について、
今年の夏休みに訪問していた群言堂スタッフこもりのレポートをお伝えしたいと思います。

根のある暮らし編集室 こもりみさ

書いた人

こもりみさ

根のある暮らし編集室 編集員。京都府京丹後市出身。

いつか自分で仕事を起こしたいという野望の元、登美さんの付き人として2017年に入社。
インドでカレー修業するほどカレー好きな「カレーなる食いしん坊」。
島根の温泉、民藝の窯元めぐりがお気に入り。
noteで日々の暮らしのいろいろを紹介しています。https://note.mu/comorin_misaki

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