石見銀山 群言堂

鍋帽子のきほん

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鍋帽子の調理のきほんや気をつけること、お手入れの方法などをご紹介いたします。

鍋帽子のきほんの使い方

鶏もも、玉ねぎ、人参、季節の野菜は食べやすいサイズに切る。にんにくはみじん切りにする。

鍋にオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めて香りが出たら、玉ねぎ、人参、鶏肉を入れて炒める。

鶏肉に軽く火が通ったらトマト缶と残りの野菜、押し麦、水1Lを加える。

アクを取りながら5分ほど煮込む。

鍋にふたをして火からおろし、鍋帽子をかぶせ、30分ほど置く。

鍋を再び温め醤油、塩で味付けをする。

【鍋帽子の使い方】「魔法の鍋帽子」(婦人之友社 刊)より転載
●保温の仕方について
・鍋は必ず火口からおろし、鍋座布団の上に置き、鍋帽子をかぶせます。
(*鍋の下に一枚布巾を敷いておくと、鍋座布団が汚れにくくなります。)
・やけどなどの事故を防ぐためにも、置き場所には十分お気をつけください。


【夏場の取り扱いについて】
・夏場の鍋帽子の長時間の使用は、菌の増殖や腐敗の恐れがありますのでお避けください。
・夏場の保温時間は2時間以内を目安にし、食べる前には加熱をし、再度殺菌するようにしてください。(*詳しくは「魔法の鍋帽子」92ページを参照)

お鍋の選び方

・基本的に27cmまでの蓋つき両手鍋であれば使用できます。保温する際は、鍋蓋の蒸気抜きの穴には、アルミホイルをつめてください。
・土鍋は保温性が高く鍋帽子の調理には向いていますが、鍋帽子を焦がしてしまうことがあります。
タオルなどでくるんでから、鍋帽子をかぶせてください。

収納場所

鍋帽子は使わないときは座布団を鍋帽子の中にいれてボタン・ループで留めれば収納しやすく便利です。

吊す場所がなければ食器棚の上に収納したり、吊し棚の中に収納も。
ふっくらとしたかわいい見た目も台所のインテリアのアクセントになります。

お手入れ方法

【洗濯方法】
①鍋帽子が入る容器にかぶるくらいのぬるま湯を入れ、中性洗剤で押し洗いをする。
(*藍染の生地の為、洗っている際に藍の色が出ますので、色移りにご注意ください。)
②一度軽く絞り、流水で洗剤がとれるまですすぎ洗いをする。
③5分ほど脱水する。
④中綿に空気が入るように形を整えて干す。途中で裏返すと早く乾き、全体がふっくら仕上がります。

【お取り扱いの注意】
・天然染色の藍染は日光や蛍光灯などに長時間あてると、変色する場合があります。
・藍染特有の黄ばみが出ることがあります。洗濯することで改善される場合がありますのでお試しください。
・色移りを防ぐ加工をしておりますが、濡れた状態で触ったり、摩擦などで色移りをする場合がありますので、ご注意ください。


*鍋帽子の詳しい使い方は、書籍「魔法の鍋帽子®︎」(婦人之友社)をご覧ください。
*鍋帽子は、公益財団法人全国友の会振興財団の登録商標です。



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