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里山パレットとは?

里山パレットとは?

里山に自生している植物の花や茎、葉や実から抽出した色に、自然由来の糊と少量の化学染料を加え、色の強度を補ったボタニカルダイという手法で染めています。

地域資源を活かした持続可能なものづくりをめざして、剪定された梅の枝や、木から落ちてしまったブルーベリー、拾い集めたどんぐりなどを「里山から授かった資源」として活かすことを実践しています。これまでに集めて色の抽出をした植物は100種類以上。「Gungendo Laboratory」の大切な取り組みのひとつです。

くさぎという植物の実 日当たりの良い山の斜面に生え、独特な青い色を持っている

手につくとなかなか落ちないインクのような赤が特徴の洋種山牛蒡

里山パレットに使う植物はさまざま

身近にあるヨモギやスイバ、剪定後の廃棄された梅の枝や松の枝葉、農家の方から出荷できない 果実を分けて頂いたりしながら、材料を集めています。そのままでは、廃棄されてしまうようなものや里山に自生している植物を資源として使っています。染色に使うための植物を集め始めてから、どんな植物からでも色を抽出できることが分かり、里山に埋もれがちな植物資源の新たな活用方法として「里山パレット」という取り組みを続けていきたいと思っています。

植物から抽出した色の見本 同じ植物からも色んな色が抽出できる

里山パレットの色の魅力

里山パレットで染めた洋服は、植物が持っている深みのある鮮やかな色に染まります。植物が持っている色の深さを活かしながら、光や汗で変色したり退色することが少ない化学染料の強さを取り入れたボタニカルダイという手法で染めているため、植物の持つ色合いを長く楽しんで頂くことができます。

竹で染めたスカート 奥行きを感じる白に染まっている

ゆらぎを感じる植物の色

植物から抽出した色は、人間の目で見える色よりもっと多くの色の含んでいて、同じ色の中にも200種類もの変化する色素を持っているため、化学染料100%で染めたものと比べ、色のゆらぎを感じると考えられているそうです。

環境に負荷をかけない持続可能なものづくり

里山パレットに使っている染料は、従来の草木染めのように色を定着させるための重金属を使用していません。その代わりに、自然由来の糊を使うことで大きな色の粒子まで吸着させることが出来ます。この糊に植物の色素のほとんどがくっつくため、染色後の液はほとんど透明です。廃液の処理のために多くの水を使うこともなく、環境に負荷をかけません。

また、石油由来の化学染料は輸入に頼ることしか出来ませんが、里山パレットは里山の資源を活かすことで国内で染料を賄うことが出来ます。いずれは、染料に使う植物を集めてくることも地域の方の仕事になることを目指してこの取り組みを続けていきたいと考えています。


植物担当スズキともぐさ

Gungendo Laboratory立ち上げと同時に植物担当に任命されたスズキともぐさ。大森町のおじさんたちと山菜を採ったりイノシシを追いかけたりしながら、「里山パレット」に使う植物染料を集めている。集めやすいシイ、カシの木のどんぐりは、もぐさの大好物でもあるのでお互い奪い合いながら集めることもある。

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