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Gungendo Laboraotoryについて

はじまりは

「暮らしを見つめ直し、自分らしく仕事したい。」
そう考える若者が、県内外から人口400人ほどの大森町に移住し、この町で暮らしながら働くという動きが、ここ数年で増えつつあります。

そんなUIターンの若者で2013年にスタートしたのがGungendo Laboratory(ぐんげんどう らぼらとりー)。
ブランド名を実験室(laboratory)としたのは、この里山という舞台でどんなモノづくりができるのか、この町に魅力を感じて移住した私達の目に映る、この土地だからこそできる可能性を、実験を繰り返しながら考えてみたいと思ったから。
私たちにできることは何だろうと話し合いながら、モノづくりをスタートしました。

地域資源を活かしたい

身近にあるヨモギやスイバ、剪定後の廃棄された梅の枝や松の枝葉、農家で出た出荷できない果実。そのままでは、廃棄されてしまうようなものや身の周りに自生している植物。視点を変えると里山には豊富な資源があることに気づきました。
「これらを活かす方法はないだろうか」
埋もれがちな植物資源の新たな活用方法として出会ったのが「ボタニカルダイ」という新しい染色の方法でした。

里山の植物から抽出した色見本

「植物の持つ色を活かしながら、少量の化学染料で色の強度を補う」
植物の持つ深い色合いを活かしながら、日光や汗で退色したり変色することが少ない化学染料の強さを取り入れた「ボタニカルダイ」という新しい染め方を取り入れ、里山の植物を活かすこの取り組みに「里山パレット」という名前をつけて実験を始めることにしました。

里山パレットを製品化へ

背高泡立草 花の部分から黄色の色素を抽出する

もぐさとスズキ

植物担当スズキの仕事はじまる

ものづくりへの興味もありながら、小さいころから慣れ親しんだ植物への興味が冷めず、 庭にある豆柿で柿渋を作ったり、野草から繊維を採ったりしているうちに就職活動に失敗。 大吉さん登美さんに拾われ、ようやく社会人入りした植物担当スズキがGungendo Laboratoryの立ち上げと同時に植物担当に任命される。

剪定されて廃棄される梅の木の枝や落ちているどんぐり、あぜ道に生えているヨモギなどを採集し、植物担当スズキが学生の頃からお世話になっているボタニカルダイの研究所に色の抽出を行ってもらいました。普段は雑草としてしか見ていなかった植物から抽出された色は、本当に美しくてとても興奮しました。

春から秋にかけて採れる山菜のついでに採集したり、町のおじさんたちにアドバイスをもらったりしながら、染料として使える植物が増えていきました。

秋グミの実を収穫

濃色のこげ茶色が抽出できるオニグルミ 中身はクッキーに入れて食べた

里山パレットについて詳しくはこちら

色が揃ってきて次に取り掛かったのは製品化でした。植物の色がきれいに見えるような、シンプルで着心地の良いデザインを心がけ、パターンにもこだわりながら里山パレットの服作りに取り組み始めました。
日本の素材を追及してきた群言堂の取り組みを引き継ぎながら、全国の職人さんに織ってもらった綿や麻の布。

私達が目指す服は「気持ちもリラックスできる自然素材の服」里山パレットで染めた何色ともいえない優しい色合いは、私達の目にも新鮮に映り、染め上るたびに新しい発見があります。お客様にも季節ごとにお店に届く里山の色を喜んで頂いているようです。

里山パレットスニーカーを

2016年春、新しい試みとして、九州の久留米に本社があるmoonstarさんとコラボし、里山パレットで染まったスニーカーを作りました。

久留米と石見銀山。地方でものづくりに取り組んでいるもの同士ということもあり、とても楽しく仕事ができました。異業種の方達と一緒に作ることで、「里山パレット」の可能性をより強く感じるきっかけになりました。

MOONSTAR×Gugendo Laboratory コラボスニーカー出来ました!

終わりに

Gungendo laboratoryの実験はまだ始まったばかり。私達は地域資源を活かしたモノづくりを考える「里山パレット」という取り組みをもっと多くの方に知ってもらいたいと考えています。そして、「里山パレット」だけでなく、地域同士の繋がりから生まれるモノづくりやコトづくりも深めていきたいと思っています。
これからどのような展開になるのかまだ私達にもわかりませんが、人との出会いを大切にひとつひとつ紡いでいきたいと考えています。

Gungendo Laboratoryスタッフと撮影チーム