表は味わいあるスペック染め、裏側に配色との二面性を持った素材です。
異なる二つの顔を二重織でひとつにしました。
スペック染めは新潟県で生まれた染色方法です。糸を斑点状に吹き付けて染める技術で、微妙な濃淡やかすれ感があり、独特なムラが出て味わい深いのが特徴です。
スペック染めの二重織はこのたび初挑戦の素材です。初秋に便利なサラッとしていて適度な厚みがある素材を企画いたしました。暑さが和らぎ涼しくなる頃におすすめです。
スペック染めは少しシャリ感が出るので、生地の表側に使用。サラッとした質感になります。
逆に裏にはやわらかさを出しました。綿をガーゼのように柔らかく織り上げています。
そして最後に製品洗いをすることで、生地の表面にシボが出てナチュラルな表情に仕上げています。